日本の芸術文化を鑑賞対象としてだけではなく、教育やビジネス、地域活性に生かすことを目指す一般社団法人「日本芸術文化戦略機構(JACSO)」が設立された。
理事長の宝生流能楽師、辰巳満次郎は「全国約80ある能楽堂のネットワークも生かし、日本の芸術文化で社会に貢献するプラットフォームになりたい」と話す。

 JACSOは、能楽だけでなく美術や音楽、書道や華道など、他ジャンルのアーティストらと協力。ネットも生かした公演の企画実演や、企業・学校向けの講座、出版事業などを行う。
現在は動画配信の準備中で、辰巳は「能舞台上にカメラを設置し、特別なアングルで撮影した。
客席では見られない能を、世界に発信する」と新たな試みに貪欲に取り組む。

https://www.sankei.com/smp/entertainments/news/200702/ent2007020002-s1.html