新型コロナウイルスの感染拡大で品薄になったアルコール消毒液を、購入した価格より高く転売したとして、名古屋市の36歳の女が書類送検されました。
アルコール消毒液の転売は、ことし5月から法律で禁止されていて、警察によりますと、検挙されるのは全国で初めてです。
書類送検されたのは名古屋市中村区の36歳の無職の女です。

警察によりますと、先月2日、愛知県内の男性に対し、インターネット上のフリマアプリを通じて、アルコール消毒液6本を購入価格のおよそ2倍の4000円で転売したとして、国民生活安定緊急措置法違反の疑いが持たれています。
近所のドラッグストアで買ったものを転売していたということです。
警察の調べに対し容疑を認め、「生活費を稼ぐためだった。ほかにも10回は転売した」と供述しているということです。
新型コロナウイルスの感染拡大で品薄になったアルコール消毒液をめぐっては、経済活動の再開に伴い需要の増加が見込まれるとして、ことし5月から法律で転売が禁止されていて、警察によりますと、検挙されるのは全国で初めてです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200701/k10012490811000.html
https://i.imgur.com/mnDMrSl.jpg