視覚障害のある女性2人を狙い、それぞれの自宅で盗撮したなどとして、警視庁は10日、
東京都中野区本町3丁目の会社員牧野祐希容疑者(36)を住居侵入や都迷惑防止条例違反(盗撮)などの疑いで逮捕し、発表した。

 牧野容疑者は調べに対し、「目が見えなければ盗撮してもばれないと思った」と供述。白杖(はくじょう)を使い歩いて帰宅する2人の後をつけ、自宅を割り出したという。
牧野容疑者のハードディスクには他にも盗撮したとみられる動画が保存されており、警視庁はさらに調べる。

 中野署によると、牧野容疑者は2017年10月〜18年6月、中野区の30代女性宅に計4回侵入した疑いがある。
女性が以前、鍵穴に挿したまま忘れていた鍵をもとに合鍵を作製。盗撮のため室内にカメラを設置し、動画が記録されたSDカードを回収していたという。

 さらに、昨年4〜6月に3回、別の30代女性が東京都杉並区の自宅で着替える様子を、玄関の外からスマートフォンを使って撮影した疑いもある。

 先月、別の盗撮事件で逮捕されていた。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASN6B55WQN6BUTIL016.html