しかし、パンデミックの最中にはオシャレな服を着ていく機会もなければ、インスタ映えするリゾート地に行くこともできない。インスタグラムをちょっとでも覗けば、そのことによってインフルエンサーたちも
自ら変わらざるを得ない状況が見て取れる。かつての「憧れの存在」から、リアルな友達のような感覚のインフルエンサーへと自己のブランディングをシフトさせている。
「コロナウィルスによってインフルエンサーバブルがようやく崩壊する時が来るかもしれない」というタイトルのVICEの記事では、ライフスタイルブログを運営しているインフルエンサーGrace Atwoodと
インフルエンサー専門家のBrittany Hennessyのインタビューで以下のように語られている。
「『インフルエンサーとしての私たちの役割は、仮想的な友人のような存在でいること』とアトウッドは話している。
そして、本当に友人を大切に思っている人は、友人をCOVID-19に晒すことはない。最高のインフルエンサーは自宅に身を潜めて、フォロワーと目線を合わせることで、(貴重な感覚となってしまった)
誰かと一緒にいるような感覚を与え、慰めてくれる。そして、現状は決して良いものではないが、このインフルエンサーコミュニティの集団的な後退には、最終的には穏やかな結果が得られている。
Hennessyの言葉を借りれば、それは『彼らが普通の人に戻った』ことである」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72928