石油元売り大手3社の2020年3月期決算が出そろった。原油価格の下落で3社とも赤字に転落した。新型コロナウイルスの感染拡大などによる急激な原油安の影響で、
備蓄している原油の在庫の評価損が膨らんだ。3社の在庫評価損の合計は3513億円に達した。
21年3月期の売上高は上半期(4〜9月)は新型コロナの感染拡大で
ガソリン需要が減少するとして3社とも大幅な減収を見込む。一方、出光興産、コスモエネルギーホールディングス(HD)は在庫評価損が解消、
JXTGホールディングスはそれが縮小することから最終損益は黒字に転換する見通し。JXTGHDが400億円、コスモエネルギーHDが145億円、出光は50億円の黒字を見込んでいる。
https://biz-journal.jp/2020/06/post_160810.html