いまだ定説のない「本能寺の変」の原因について、最も人気の高い説をインターネット投票で決める「本能寺の変 原因説50 総選挙」の結果が2日、発表され、明智光秀が非道な織田信長を許せず、正義のために討ったとする「暴君討伐説」が1位となった。

光秀が築城した福知山城がある京都府福知山市などが主催。投票者はバラエティーに富んだ50の説の中から好みの説に投票した。海外を含め3万5359票が寄せられ、1位は4046票だった。
2位は、信長の事実上の後継者となり天下人となった豊臣秀吉が暗躍したとみる「秀吉黒幕説」で、さらに踏み込んだ「秀吉実行犯説」も5位に食い込んだ。
3位は、光秀が信長に恨みを抱いていたという「怨恨(えんこん)説」、4位は光秀が天下取りを狙った「野望説」と、古くから唱えられていた説が入った。

福知山光秀ミュージアムの公式サイト内の専用ページでは、全ての説の順位と票数のほか、各説の投票者のコメントを抜粋して公開。同市によると、
全体的に光秀に対して好意的なコメントが多かったといい、「光秀のイメージが『主君を討った裏切り者』から、多様に変化しているのではないかと感じている」としている。(共同)

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