【産経・FNN合同世論調査】ポスト安倍、石破氏が再びトップ 自民党支持層では依然首相優位

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、自民党の石破茂元幹事長が18・2%で、今年4月の前回調査に続いてトップとなった。2位は安倍晋三首相の12・2%で、6ポイント近く引き離した。

 石破氏については、新型コロナウイルス感染症の経済への影響を「大変懸念している」と回答した人の21・4%が支持するなど、安倍政権の経済対策に対する不満や不安感が石破氏の支持を押し上げているようだ。

 一方、自民党支持層のうち首相を支持したのは28・7%。石破氏は16・0%で、前回調査と同様に首相が石破氏を2倍近く上回った。石破氏は、立憲民主党支持層で42・9%と野党や無党派層からも幅広く支持を得た。

 石破氏を除く「ポスト安倍」候補では、小泉進次郎環境相が8・8%、河野太郎防衛相が5・0%、菅義偉官房長官が3・0%、自民党の岸田文雄政調会長が1・9%となった。立憲民主党の枝野幸男代表は前回調査より1・3ポイント上昇し、3・5%だった。(市岡豊大)
https://www.sankei.com/politics/news/200601/plt2006010017-n1.html