それぞれの国にその国特有のコミュニケーションの習慣がある。SNS上のコミュニケーションも同様で、ある国では常識とされることも、別の国では失礼とされることもある。この点、日本における
LINE上のコミュニケーションも他の国から見ると「不思議」と感じることがあるようだ。中国メディアがこの点を取り上げ、外国人の視点から日本人とのLINE上でのコミュニケーションの不可思議な点をいつか取り上げている。
「アメリカは人種のるつぼだから、メッセージは回りくどくなく要件をストレートに言う。日本ではすでに仕事で知り合っている相手にも、いちいち『お世話になっております』などと言わなければならず、
他人行儀過ぎる」(アメリカ人・男性/在日15年)ビジネスの場面で一言目に言われる「お世話になっております」などの敬語表現も、外国人から見えると回りくどくて他人行儀だと感じるようだ。
たしかに、「お世話になっております」といったたぐいのビジネス表現を極力減らすことができれば、多くの時間を節約できるとも言えそうだ。
「日本人は『既読スルー』を気にしすぎ。毎回読んだメッセージに返信しなければならないのは面倒くさい。ヨーロッパでは『既読スルー』は当たり前」(ドイツ人・男性/在日1年)たしかに
ネット状況が不安定だったり、忙しかったりですぐに相手のメッセージに返信できないこともある。既読スルーもあまり気にしすぎないほうがいいのかもしれない。
「『今日は天気がいいね』とか、『今日はここで食事しています』などのメッセージを受け取るけど、なんて答えたらいいのかわからない。そういう他愛のないメッセージを受け取ると『だから?』と
思ってしまうけど、返信しないと冷たい感じになって困る」(インド人・男性/学生)LINE上での「おしゃべり」の習慣がない人にとっては、意味のないメッセージに困惑してしまうこともあるようだ。
「LINEでよく日本人から『また今度遊びに行きたいね』って言われるけど、結局いつまでたっても連絡は来ない。社交辞令だというのを後で知ったけど、なんだか騙された気分・・・」
(タイ人・女性/在日三年)日本人同士なら、相手から「またお茶でも・・・」などと言われても本気にはしないが、海外の人からはこうした「社交辞令」は
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