新型コロナウイルスの感染拡大に伴う現金10万円の一律給付で、秋田市は、入力内容に誤りや不備が多く、確認に多大な
時間がかかっていることなどから、オンラインによる申請を今月29日で取りやめると発表しました。

現金10万円の一律給付をめぐっては、マイナンバーカードを活用したオンラインによる申請と、自治体から送られてくる
書類を返送して行う郵送による申請の2通りの申請方法がありますが、秋田市では、今月1日から、郵送による申請に
先行して、オンライン申請の受け付けを開始していました。
オンラインによる申請は、19日までに5040件寄せられたということですが、給付金を受け取ることができる世帯主
以外からの申請があるほか、世帯の人数や振込先の金融機関の口座など必要な内容に漏れや誤りがあったり、
同じ人から複数回の申請があったりと不備が多いということです。
こうした不備がある申請は、市によりますと、全体の7割にのぼっているということです。
こうした場合、市の職員が申請者に連絡をとって、その都度、内容を確認していますが、連絡先の電話番号や
メールアドレスが書かれていなかったり、誤ったりしているケースもあり、内容の確認に多大な時間がかかっているということです。
さらに、今月28日には郵送による申請書類の発送が始まることから、秋田市では、オンラインによる申請を今月29日の
午後5時15分で取りやめ、30日以降は受け付けの方法を郵送による申請のみとすることを決めました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200521/6010007114.html