VRでライトセーバー使いになれる「Beat Saber」は、運動になるうえ“特別な感覚”をもたらしてくれる

VR空間で飛んでくるブロックを、音楽に合わせてライトセーバーで切っていく。
そんなVRゲーム「Beat Saber」は、剣で戦うヒーローになったように感じられるだけでなく、運動が長続きしない人にぴったりのエクササイズにもなる。
激しい運動になると同時に中毒性を兼ね備えており、しかも“特別な感覚”を得られる作品に仕上がっていた──。

驚くほどシンプルな遊び方

「Steam」でのアーリーアクセスで数カ月ほど提供されたあと、2019年にチェコのBeat Gamesからリリースされた「Beat Saber」は、
互換性のあるすべての仮想現実(VR)プラットフォームで最も人気のあるタイトルのひとつだ。あらゆるお薦めリストに名前が載っており、多数の栄冠を勝ち取った。
例えば、「Game Developers Choice Awards」「SXSW Gaming Awards」「DICE Awards」といった栄冠だ。

とはいえ、その遊び方は驚くほどシンプルである。VR環境において、頭ほどの大きさのブロックが三次元の軌道に沿って自分に向かって飛んでくる。
Oculusのヘッドセットであれ、「HTC VIVE」や「PlayStation VR」であれ、コントローラーがライトセーバーのハンドルになる。

手持ちのライトセーバーは複数あり、そうしたライトセーバーのひとつで音楽のビートに合わせてブロックを切る。
それぞれのブロックには、いずれかのライトセーバーに対応した色があり、どの方向から切ればいいのかわかるようになっている。

激しい運動と中毒性を兼ね備えている

リズムゲームをVRに移植すること自体は、多くのクリエーターが思いつくアイデアだろう。
しかしこうしたアイデアが、昔からあるパーツの単なる寄せ集めではないと感じさせてくれる洗練されたスタイルを備えたゲームは、「Beat Saber」が初めてだ。

初めに選べる音楽は限られているが、拡張パックがリリースされているし、熱心な改造コミュニティもある。
プレイヤーは、熱烈なファンたちによって追加された数千もの曲でプレイできるのだ。この世界は、一度ハマったら何日も抜け出せなくなる可能性がある。

「Beat Saber」はエクササイズである

「Beat Saber」についていろいろと調べたときに、熱心な「Beat Saber」プレイヤーたちのフォーラムや、VRファンによるサイト、
あるいは汗まみれの白人男性VRユーチューバーたちによる騒々しい集団などが、「Beat Saber」について素晴らしいだけでなくエクササイズになると言っていた。
しかもそのなかには、体重が減って体調がよくなったと言っている人もいた。

「Beat Saber」を日課にするようになってまだ2週間しか経っていないので、支持者たちが主張する有効性が本当かどうか自信をもって言うことはできない。
だが、「Beat Saber」がエクササイズであることは確かだ。ただしそれは、これまでに体験したことがない方法でのエクササイズである。

続きはソースで
https://wired.jp/2020/03/28/vr-beat-saber-exercise/

プレイ動画
https://www.youtube.com/watch?v=gV1sw4lfwFw
https://www.youtube.com/watch?v=RzVMKIHQht0