新型コロナウイルスに感染し、7日に退院した金沢市議会前議長の松村理治市議(69)=自民党金沢市議員会=が、自宅待機中にもかかわらず、石川県の休業要請の
対象となっていたパチンコ店を利用していたことが20日、分かった。松村氏は同日、共同通信の取材に「どれぐらい人が(店に)いるか、世の中の流れを見ておこうと思った。
浅はかだった。反省している」と事実関係を認めた。

松村市議によると、19日午後2時すぎに金沢市内の店を訪れ、3時間ほどパチンコをしたという。松村市議は4月4日に感染が判明。県内の病院に入院し、
5月7日に退院していた。退院する際、医師から2週間程度は自宅で待機するよう指示されていたという。

自宅待機を理由に公務を自粛しており、15日の市議会総務常任委員会も欠席していた。
石川県のパチンコ店への休業要請は20日から解除されたが、パチンコをしたのはその前日だった。

松村氏は「軽率だった。至らない点は市民に謝らないといけない」と述べ、議員辞職については否定した。

金沢市議会の野本正人議長は20日、記者団に「本人の置かれた状況を考えると遺憾だ」と述べ、早急に事実関係を確認する考えを示した。(共同)

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