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 2020年後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」について、同局が9月28日に予定していた放送開始を約1カ月遅らせる11月スタートで調整していることが18日、分かった。

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 現在放送中の「エール」(20年前期)は新型コロナウイルスの感染拡大のため4月1日から撮影を中断。放送ストックがなくなり、6月27日の放送をもって一時休止となることがすでに発表されている。
局内ではこのほど、当初予定していた9月26日の最終放送回が約1カ月延びる見込みであることが判明。そのため、次作の「おちょやん」も放送開始日を後ろ倒しする方向で調整を進めることになった。

 現在「エール」は、緊急事態宣言が解除されて以降の6月中旬をめどに撮影再開を目指している。ただ感染予防を万全にする中での撮影となるほか、朝ドラ史上初の4K制作となっているため編集作業にこれまでより時間がかかる。
関係者は「1カ月以上延びる可能性も視野に入れている。場合によっては2カ月延びて、おちょやんの開始が12月。総話数を削って10月終了に収めるか、それとも3月の年度内に終わればいいなんて声も出ている」と明かす。

 「おちょやん」は、女優の杉咲花(22)が主演を務める通算103作目の朝ドラ。大阪放送局の制作で、4月2日にクランクイン。だが新型コロナ禍のため同7日には撮影を中断していた。

 局関係者によると、同作は6月末からの撮影開始を目指しているという。災害などを除いて撮影が長期間ストップするのは朝ドラの歴史を見ても初めてで、NHKとしては極めて異例の事態。
「エール」は視聴率が連日20%を記録する人気作でもある。環境を整えながら視聴者に喜んでもらえる作品を作ろうと出演者、スタッフらは全力で臨んでいく。

 ▽おちょやん 大阪の貧しい家に生まれたヒロイン竹井千代の物語。9歳の時に道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。
そこで華やかな芝居の世界に憧れ、女優を志す。松竹新喜劇の看板女優として活躍し“大阪のお母さん”として親しまれた浪花千栄子がモデル。タイトルは大阪の古い言葉で、料亭やお茶屋さんで働く“小さい女中さん”を意味する。