自民、都知事選独自候補を断念 安倍首相も了承

 自民党の下村博文選対委員長は18日、安倍晋三首相(党総裁)と官邸で会い、任期満了に伴う東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)への独自候補擁立を断念すると報告した。首相も了承した。再選出馬が確実視される小池百合子知事を推薦することも視野に、党の対応を月内にも決定する。

 会談後、下村氏は記者団に「自民党としては独自候補を擁立しないことを決定したと報告し、首相の了解を得た」と説明した。首相は「やむを得ない」と応じたという。今後の対応について同党幹部は「小池氏が推薦を求めるかどうか見極めて検討したい」と語った。

 これに関し、二階俊博幹事長は18日の記者会見で「何カ月も前から、小池氏が出馬するなら推薦する方向で取り組みたいと言ってきた。応援することに何ら異議はない」と明言した。


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