16日放送のTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜・後10時)で、検察庁法の改正案を巡る動きについて報じた。

 安倍晋三晋三首相は14日の会見で検察庁法改正案への質問に「今回の改正により、三権分立が侵害されることはもちろんないし、恣意的な人事が行われることはないことは断言したい」と述べた。

 スタジオに生出演した元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は今回の改正案に「少なくとも私のまわりの弁護士で今回の改正に反対していない人はいないです」と明かした。

 さらに安倍首相の「恣意的な人事はない」との発言に菊間氏は「ここまでの状況を見ているとその発言をにわかに信用できないです」と指摘した。

 その理由を「ひとつはこの段階で延長の基準が決まっていないということ」とした。さらに「あと、それから内閣って最高裁の裁判官の任命権も持っているんです。
現在、最高裁判事15名全員、安倍政権、長期政権なので安倍政権が任命しているんです。
最高裁の判事って例えば裁判官から何人、弁護士から何人、検察官から何人と枠が慣例で決まっていたんですけど、
これが弁護士枠が恣意的に減らされたりとかのようなことが見えたり」と指摘した。

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