岐阜・ホームレス殺人 傷害致死罪で元少年を起訴 地検、2少年を家裁送致

5/15(金) 19:55配信

毎日新聞

 岐阜市寺田の路上でホームレス男性(当時81歳)が死亡し、少年5人(いずれも当時19歳)が殺人や傷害致死容疑で
逮捕された事件で、岐阜地検は15日、殺人容疑の3人のうち、逮捕後に成人した元少年(20)を傷害致死罪で起訴し、
少年2人を傷害致死の非行内容で岐阜家裁に送致した。一方、傷害致死容疑で逮捕された少年2人は不起訴処分にした。

 起訴されたのは、岐阜県瑞穂市の無職の元少年。起訴状によると、元少年は3月25日午前1時半すぎ、岐阜市河渡の河渡橋で、
住所不定、無職の渡辺哲哉さんを約1キロにわたって追いかけて投石。土の塊を投げて渡辺さんを転倒させ、後頭部を損傷させる
などして死亡させたとしている。殺人容疑の他の2人も同様の内容で送致された。家裁は2人について15日、2週間の観護措置を決定した。

 一方、不起訴の2人について地検は「両名については、被害者のテント付近まで行った事実は認められるものの暴行を共謀して
いたことを認めるに足る証拠は無かった」とコメントを発表した。不起訴の2人は朝日大(瑞穂市)の硬式野球部員。【横田伸治】
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