韓国南西部の光州市は14日、東京に本社を置く自動車部品メーカーのエンプレイスが同市に1000万ドル(約10億7000万円)を投資することを発表した。

 エンプレイスは光州のピッグリーン産業団地への入居を確定させ、先ごろ1000万ドル相当の直接投資の届け出を済ませた。

 同社は日本国内の取引先にカーナビやドライブレコーダーを納品しており、生活家電にも事業領域を広げている。年内に韓国法人を設立し、
同産業団地の約6600平方メートルの用地に工場を建てて2021年12月から製品を生産する計画だ。

 同社の金成鎬(キム・ソンホ)社長は「1997年に日本へ渡り、2004年から自動車部品事業を手掛けて技術開発に尽力してきた。
対日外交の行き詰まりから投資決定は容易ではなかったが、光州が経済自由区域に指定されれば外国企業の経営環境が改善し、
人工知能(AI)産業と融合した産業プラットフォームにも加われるものと期待している」と話している。

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020051480180