鈴木直道知事は7日、道の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、政府が緊急事態を宣言した7都府県に在住し、帰省などで道内を訪れた人には2週間の外出自粛を呼び掛ける考えを示した。

また、道内で新規感染者数が2日以上連続して2桁となるなど再び増加傾向が明確になり、かつ感染経路が不明な事例が多い場合は再び全道的に外出自粛を要請することを検討すると表明した。

知事は会議で「感染防止対策は全国で対応すべき問題だ。北海道も流行は終息に向かっていない」と強調。
政府が緊急事態宣言の期間とした5月6日までは道内も「集中対策期間」と位置付け、道民に「3密(密閉、密集、密接)」と呼ばれる感染リスクの高い場所に行くのは控えるよう重ねて呼び掛けた。

さらに7都府県から他地域に帰省した人の感染確認が相次いでいるとして、宣言地域から道内を訪れた人には道内主要9空港や新幹線駅などでチラシを配るなどして潜伏期間とされる2週間は外出を自粛するよう求めるとした。

道民にも宣言地域への訪問は控えるよう改めて訴えた。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/410220