東京医師会「感染者増で医療現場持たない」 6週間の外出自粛を提言
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東京都医師会は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて記者会見した。尾崎治夫会長はこの場で、「土曜日(4日)、日曜日(5日)と三桁台のコロナの感染者が出てきていることに非常な危機感を覚え、これ以上患者が増えると、今の医療現場は持たないと非常に強く思っている」と述べた。そのうえで、6週間の外出自粛を提言した。

 尾崎会長は「東京は危機的状況だ。更なる感染者の増加を防ぐためには全ての都民の外出自粛が必要。今までより強いみなさんの努力が必要だという思いがある」と語った。

 提言した「6週間」の根拠としては、新型コロナウイルスが感染してから2週間ほどで症状が出ることを指摘。
「2週間(不要不急の外出を)控えていただければ感染者は頭打ち、あるいは減ってくると思います。さらに2週間続けると感染者数は減るかもしれない。さらに2週間頑張れば、コロナウイルス感染がかなり下火になっていくだろう」と話した。

 また、「ある程度、感染者数が減った時に『第二の波』、『第三の波』がくる。緊急事態宣言も少なくとも数か月単位で必要になってくると私は思う」と指摘。「スペインや(米国)ニューヨークの状態に非常に今の東京が近似していると言われている。
ここでしっかりした対策を練らないと、スペインやニューヨークみたいになっていく可能性は否定はできない。少なくともこの6週間はしっかりやっていきたい」と続けた。

「夜の街」の店にも補償を

 尾崎会長は、開催自粛の対象となっているイベント主催者や、客に対して自粛要請が出ている夜間営業の飲食店の経営者、従業員にも生活がかかっている、とも説明し、政府がそれらの業種に対して経済的補償をする必要性に言及。「(それらの店に)閉めていただければ、行きたい人がいても行けない。それなりに効果がある」と話した。