大阪・北区のショーパブなどでクラスター 18人感染



 吉村洋文知事は1日の定例記者会見で、大阪市北区のショーパブやクラブなどで計18人の感染が確認されたことを明らかにし、クラスター(小規模な感染者集団)が発生しているとの認識を示した。吉村知事は、コロナウイルスの感染拡大を防ぐために夜の繁華街への出入りを当面自粛するように求めていた。

知事によると、北区のショーパブで4人、クラブで6人の感染者が出ており、いずれも従業員や客だという。同じ飲食エリアでは別の店でも感染者が出ており、その濃厚接触者も含めて計18人(府外3人を含む)の感染を確認した。

 店名については、店側の同意が得られていないとして、公表しなかった。吉村知事は「夜の接客をともなう飲食店については、(利用の自粛を)広く呼びかけていきたい」と話した。

 吉村知事は、府として進めている病床の確保について、当初目標としていた1千床のめどがついたとした。ただ、国が緊急事態宣言を発令した場合を想定し、医療機関と協議して計3千床の確保をめざす考えも示した。オーバーシュート(患者の爆発的急増)が発生しても対応できるようにしたいという。