鮫洲運転免許試験場が業務停止に 講習担当の職員が感染

 警視庁は31日、鮫洲(さめず)運転免許試験場(東京都品川区)に勤務する交通安全協会の職員が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。1日から当面の間、同試験場を閉場し、運転免許証の取得や更新手続きの業務を停止するという。

 感染が確認されたのは埼玉県鴻巣(こうのす)市在住の60代男性。27日午後10時ごろに寒気と発熱の症状が出て病院を受診し、29日に再度発熱したため、翌30日にPCR検査を受けた。31日、感染が判明した。28日からは自宅で静養し、出勤していないという。

 免許証の更新時の講習を担当しており、発症した27日は約50人が受講した。警視庁は濃厚接触者の確認を進めている。
 運転免許証の更新では、感染拡大を受け、人混みを避けたいなどの理由で手続きに行けない人について、警察署に申告すれば有効期間が3カ月間延長されるなどの特例措置がある。

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