福岡県八女市の福島八幡宮にまつられ、地元で「コレラ石」と呼ばれる石が、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でひそかな注目を集めている。

 石は境内奥の木陰にひっそりと置かれ、知る人ぞ知る存在。宮司の吉開雄基さん(25)によると、かつて八女がはやり病に苦しめられた際、占い師の助言でこの地を掘り返すと石が現れ、おはらいしたところ平穏が戻ったという言い伝えが残るという。

 言い伝えの真偽は定かではないが、最近は石の前に小銭を置いていく人も。吉開さんは「コロナ騒ぎが収まるよう、祈りを込めてきれいにしておきたい」。
https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/595742/