https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57248120W0A320C2EA2000/
東京の感染増、想定の2倍 「自粛疲れ」緩みの懸念も

改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく政府対策本部が26日、設置された。
東京都の感染増加幅は専門家の想定の2倍。感染拡大のペースを抑えられなければ、首相による緊急事態宣言や、爆発的な感染拡大(オーバーシュート)につながる恐れがある。
警戒の「緩み」が出ている可能性もあり、首都は拡大防止の瀬戸際にある。

各方面に大きな衝撃を与えた東京の感染急拡大だが、3月中旬にかけて、都内では人々の動きがやや活発になっていたことが、各種データで明らかになった。

■花見客が大幅増
日本経済新聞が米衛星情報会社オービタルインサイトのサービスを利用して上野公園の人出を調べたところ、桜の見ごろを迎えた20日からの3連休に急増し、直前の週末の4倍に増えていた。

銀座地区でも3月1日の週の滞在人口は1月中旬の6割程度だったが、3月15日の週には8割程度まで回復した。長引く「自粛疲れ」から、市民の間に警戒の緩みが生じた可能性もある。

レストランなど向けに台帳管理サービスを提供するトレタ(東京・品川)がまとめた都内約3千店の予約データによると、世田谷区や目黒区などでは3月中旬にかけて客足の減少幅が縮む傾向がみられた。

東京都と隣接する埼玉県では22日、国や県の自粛要請を振り切って格闘技イベント「K-1」が開催され6千人以上が観戦した。マスクを外して叫ぶ観客もいたという。

実は専門家の間では、東京都で感染が拡大することを事前に予想する声は出ていた。

■増加幅は想定の2倍
(以下略)


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