米からの駆け込み帰国で混雑 あすから2週間待機 成田空港

新型コロナウイルスの水際対策を強化するため、日本に入国したすべての人に自宅などへの2週間の待機を求める対象に
26日からアメリカが追加されるのを前に、成田空港の到着ロビーは急きょ、帰国した人などで混雑しました。

厚生労働省は、中国や韓国、それにヨーロッパなど合わせて40か国から日本に入国する人に対し、国籍にかかわらず2週間の自宅待機などを求めていますが、
26日午前0時以降は感染が急速に拡大しているアメリカからの入国者も対象となります。

これを前に成田空港の到着ロビーは25日、急きょ予定を早めて帰国した人などで混雑しました。

航空各社によりますと、新型コロナウイルスの感染が拡大を続けるなか、成田に到着する便の利用者は減っているということですが、25日のアメリカからの便は満席に近い機体もあったということです。

オレゴン州の大学に留学していたという22歳の女性は、23日になって急きょ帰国を決めたということで、
「5月には卒業式でしたが、それを待たずにこういう形で帰国するとは思いませんでした。お世話になった教授にあいさつもできなかったのでショックです」と話していました。

妻と子ども2人の家族4人でシカゴに駐在していたという31歳の男性は「外出が制限されるなかで帰国の準備を進めるのは大変でした。
会社からは14日間は自主的に自宅で待機するよう指示されているので、それに従おうと思います」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200325/k10012349661000.html