宮城まり子さん死去 93歳、掛川「ねむの木学園」園長

 戦後に歌手、女優として活躍した肢体不自由児養護施設「ねむの木学園」(掛川市)園長の宮城まり子さん(みやぎ・まりこ、本名本目真理子=ほんめ・まりこ)が21日午前6時55分、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去した。93歳。東京都出身。27日に学園関係者のみでお別れの会を同学園で行う。

 23日学園関係者が取材に応じた。学園によると、宮城さんは2月3日に体調を崩して掛川市内の病院を受診し、間質性肺炎のため緊急入院した。
3月6日には都内の病院に転院。転院してからは意思疎通も難しい状態だったが、意識が遠のく中でも子どもたち一人一人を最後まで気に掛けていたという。2年ほど前から自らが血液のがんであることを周囲に語っていた。21日は宮城さんの93歳の誕生日だった。

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