新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るっている中で、ブラジルのオリンピック委員会は21日、
インターネットのウェブサイトを通じて「東京オリンピックを予定より1年後の2021年7月末に開催することが望ましい」という
内容の声明を発表した。東京オリンピックは7月24日から8月9日まで開催される予定であり、その後8月25日からパラリンピックが開催される。


ブラジルのオリンピック委員会は、「最近、新型コロナウィルスは全世界で25万人以上が感染した。
選手たちがオリンピックを準備しにくい環境」と1年延期を主張する理由を明らかにした。

柔道選手出身のブラジルのオリンピック委員会パウロバンドルレイ会長は、
「すべての選手は、オリンピックで最高のコンディションで出場することを望んでいる。
今年東京オリンピックが開かれる場合、選手たちのこのような夢は、実現するのは難しい」と憂慮した。

ブラジルだけではなく、ノルウェーオリンピック委員会も国際オリンピック委員会(IOC)に対して東京オリンピックの延期を要求した。
ノルウェーのオリンピック委員会は、この日の「新型コロナウィルスが沈静化するまで、
東京オリンピック開催を先送りしよう」という意見を盛り込んだ文書をIOCに発送した。

その他にもイギリスなど含む数カ国が東京オリンピック延期を望む声明文を公開している。

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