アメリカのチャーター機の乗客 14人の感染確認

アメリカ国務省などによりますと、新型コロナウイルスへの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客などを
帰国させるために手配したチャーター機に乗っているアメリカ人のうち14人について、新型コロナウイルスへの感染が確認されたということです。

この14人は数日前に船内で検査を受け、チャーター機の出発前に新型コロナウイルスに感染しているという検査結果が出ていたということです。

しかし国務省は、14人を機内で隔離することで、ほかの乗客への感染を防ぐことができると判断し、帰国させることにしたということです。

防衛省によりますと、帰国を希望する人たちおよそ330人が自衛隊のバスで羽田空港に移動したあと、チャーター機に乗り込んでいました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200217/k10012289151000.html

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https://www.huffingtonpost.jp/entry/coronavirus-japan-diamond-princess-us_jp_5e488f25c5b64ba2975075de
 その中に「チャーター機には乗らない」と話す人がいた。カリフォルニア州から妻と乗船しているマシュー・スミスさん(57)だ。
 スミスさんは船内のアナウンスや食事などの様子とともに、「船内が危険だというネット上のデマにだまされないで」といった趣旨のツイートをした。
15日、米政府がチャーター便を手配すると発表すると、「船内で検疫を終えた方がいい」とも発信した。
 朝日新聞の電話取材に応じたスミスさんの説明は次のような内容だった。
 予定された14日間の検疫期間が終わるまではあと数日。そのタイミングでの米政府のチャーター機派遣という決定は、「遅すぎた」。
 また、「検疫期間中でウイルスの検査結果も出ていない人々をまとめてバスに乗せ、飛行機で帰国させるという対応は、ここまで船室内で我慢してきた努力を無駄にするようなものだ」とも話した。
その上で「しかも米国内でさらにもう2週間検疫するという。シンプルにばかげている」。
 感染の有無を調べる検査を受けていなかったり、検査の結果がまだ出ていなかったりする多くの人とともにバスや飛行機に乗る方がリスクが高い――。
スミスさん夫妻はそう考え、船にとどまることを選んだという。