新型ウイルス 奈良のバス運転手の男性が退院

新型コロナウイルスに感染し、入院していた奈良県に住むバス運転手の男性について、奈良県は症状が治まり、ウイルスも検出されなくなったため、8日までに退院したと発表しました。
男性と濃厚接触した20人も潜伏期間内に症状がなく、奈良県は「男性から感染は広がっていないとみられる」としています。

中国武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手を務めていた奈良県の60代の男性は、先月28日に新型コロナウイルスへの感染が確認され、県内の病院に入院して治療を受けていました。

男性について奈良県は発熱やせきなどの症状が治まったうえ、検査で2回続けてウイルスが検出されなかったことから、国が示す退院の基準を満たしたとして、8日までに退院したことを明らかにしました。

また、男性と濃厚に接触した22人のうち、感染したことがすでに明らかになっている大阪と千葉のバスのガイド2人を除く、県内外の20人についてもこれまでに症状が出た人はおらず、
8日、最後に男性と接触した人の潜伏期間が終わったということです。

このため、奈良県は「男性から感染は広がっていないとみられる」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200208/k10012278321000.html