中国政府は31日、中国の国外にいる武漢市の住民について、民間のチャーター機を出して帰国させる方針を明らかにしました。

 中国外務省の華春瑩報道官は31日、中国の国外にいる湖北省、特に武漢市の住民について、民間のチャーター機を出して
帰国させる方針を明らかにしました。

 この方針を受け、中国南部のアモイからタイのバンコクとマレーシアのコタキナバルに向け、現地時間の午後、2機のチャーター機が出発したと、
国営の中国中央テレビが伝えました。いずれの航空機も武漢の空港に戻るとしています。

 新型コロナウイルスの感染拡大のため、武漢や湖北省内の周辺の都市は、1月23日以来、航空機やバスなど交通機関を停止して
事実上封鎖された状態で、当時国外にいた武漢市などの住民は帰宅できない状態が続いていました。

 一方、交通当局によりますと、1月24日から29日までの春節の大型連休で、鉄道や航空機を使った人はおよそ1351万人で、
前の年に比べ8割以上減ったということです。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3893605.html