新型コロナウイルスの感染が拡大している中国からドイツ国民やその他の欧州諸国の市民を避難させるため、ドイツ空軍のエアバスA310「クルト・シューマッハー」が31日、中国へ出発する。
独タブロイド紙ビルトが報じた。
先に、ドイツは今週、新型コロナウイルスが発生した中国・武漢市に滞在するドイツ人およそ90人を避難させる計画だと報じられた。
ビルト紙によると、ドイツ空軍機は現地時間12時45分(日本時間20時45分)にケルン=ヴァーン基地から武漢へ出発する。
なお、ドイツのシュパーン保健相はビルト紙に、ドイツ連邦軍はまだ中国から軍用機の着陸許可を得ていないことを認めた。
保健相によると、中国からの帰国者は、感染リスクを回避するため、一時的に隔離される。
帰国者を乗せた空軍機は、フランクフルト・アム・マインに着陸するという。シュパーン保健相は「フランクフルトはしかるべき能力を持っており、しっかりと準備が整っている」と述べた。
最新情報によると、中国では新型コロナウイルスによる肺炎の死者が170人、感染者は7711人となった。

https://jp.sputniknews.com/asia/202001307062200/