航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の周辺住民ら2166人が、自衛隊機と米軍機による一部時間帯の飛行差し止めと騒音被害の損害賠償などを国に求めた「第5、6次小松基地騒音訴訟」で、金沢地裁は27日、判決を3月12日に言い渡すと明らかにした。

原告側は結審した前月までの騒音被害に対する損害賠償として約162億円を求めているほか、飛行が差し止められるまでの将来分として、1人当たり毎月5万円の賠償を請求。自衛隊と在日米軍の違憲性も主張している。

訴状によると、住民らは小松市や周辺に居住。年間180日から240日の訓練などが実施され、飛行騒音によって身体的被害や日常生活の妨害などを受けているとしている。

https://www.sankei.com/affairs/news/200127/afr2001270019-n1.html