掛川市は18日、市立西中に勤務する非常勤の女性職員が全校生徒の名簿など個人情報を掲載した書類を紛失し、
その後盗難に遭ったとして警察に被害届を出した件について、女性職員の自宅で書類が見つかったと発表した。
佐藤嘉晃教育長は「情報管理の徹底と綱紀の粛正を図り、信頼回復に努める」とコメント。今後、同校が保護者と生徒に謝罪と経緯の説明をする。

 女性職員は17日、書類をかばんに入れ、車で袋井市役所に立ち寄った後、帰宅。
かばんを玄関に置いたことを忘れ、車内になかったことから紛失したと思い込んでいたという。同日深夜に再び帰宅したところ、玄関にあったことを確認した。

 市は当初、女性職員への聞き取りを元に「袋井市役所で車上狙いに遭い、盗難された」と発表していた。
市学校教育課は「自宅にある可能性がないと判断し、盗難被害を考えた」と説明した。

 書類は全校生徒の名簿のほか、教育的支援が必要な生徒ら269人に関する指導上の留意点などを記載したリスト。校外への持ち出しを禁止している。

紛失の生徒名簿、職員の自宅で発見 掛川の市立中学校
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