県内有数の米どころの石垣島では、温暖な気候を生かして早くも田植えが始まりました。

石垣島では、温暖な気候を生かして1年に米を2回収穫する2期作が盛んに行われていて、市街地に近い新川地区で、16日、島でことし最初となる田植えが始まりました。

このうち、農家の宮城翔伍さん(30)が管理する水田では、20センチほどに育った「ひとめぼれ」の苗が田植え機によって次々と植えられていました。

地元のJAによりますと、ことしの田植えは、去年の年末に暖かい日が続いたことから苗の生育が順調に進み、例年より10日ほど早く始まったということです。

植えられた苗は順調に生育すれば5月の半ばごろから収穫され、「超早場米」としてほかの産地の新米よりも3か月ほど早く市場に出荷されるということです。

田植えを行った宮城さんは「ことしは去年以上に豊作となって、より多くの人たちに日本一早くて美味しい石垣島の新米を届けたいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20200116/5090009019.html