看守ら、命救った死刑囚の恩赦を要求 米テネシー州
https://www.afpbb.com/articles/-/3263589

米南部テネシー州で看守や元看守らが14日、死刑囚が看守らの命を救ったとして同州知事に恩赦を要求した。

ニック・サットン死刑囚は、1979年に祖母を殺害して終身刑を言い渡された。
服役中の1985年1月に別の受刑者を殺害し死刑判決を受け、別の殺人事件2件でも有罪となり、来月20日に刑の執行が予定されている。

 しかし同死刑囚の弁護団は、看守や元看守ら少なくとも7人と被害者親族の一部からの支持を受けて、
テネシー州のビル・リー知事(共和党)に恩赦を求める請願書を提出した。

「ニック・サットンは命の恩人である」と話すトニー・エデン看守は、1985年に刑務所で暴動が発生し、
受刑者らに人質に取られそうになった際、同死刑囚が安全な場所に逃げる手助けをしてくれたと話す。

 同死刑囚は1994年にも、転倒して意識不明となった看守を別の看守に知らせて助けた。

 弁護団によると、同死刑囚は受刑者2人の救命も手助けしたという。
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