島根県出雲市の運送会社で女性従業員を人質にとって立てこもったとして逮捕された男が、先週、千葉県内で起きた強盗事件への関与をほのめかしていることが分かりました。
捜査関係者によりますと、強盗事件の犯人は、現場で「やりたいことがある。終わったら償います」という内容のメモを示したということで、警察は今回の立てこもり事件との関連を調べています。

千葉市の無職、中尾懐聖容疑者(23)は、島根県出雲市にある運送会社に刃物を持って押し入り、女性従業員を人質にとって立てこもったとして、監禁の疑いで逮捕されました。

これまでの調べで、中尾容疑者は、立てこもりのさなか説得にあたっていた捜査員に、「女性関係をめぐりこの会社で働いていた男性に恨みがある」などと話していたことが分かっていますが、
捜査関係者によりますと、このとき、今月7日に千葉県市原市の郵便局で現金7万5000円が奪われた強盗事件に関与したこともほのめかしたということです。
この強盗事件では犯人の男が、「やりたいことがある。それが終わったら償います。騒がないでください」などと書かれたメモを示して金を奪い、逃走していたということです。

警察は、今回の立てこもり事件を示唆していた疑いがあるとみて、関連を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200116/k10012247491000.html