江藤拓農林水産相は14日の閣議後記者会見で、沖縄県で発生した豚(とん)コレラ(CSF)に関し、同県の希少な固有種「アグー」への感染拡大を防ぐため、県内の離島などにアグーを隔離する検討に入ったと明らかにした。

種が途絶えないようにするのが目的。
江藤氏はアグーについて「大切な固有種だ」と強調した上で「県の方々と相談し、しかるべき場所に隔離移転する検討を始めている」と述べた。

農林水産省によると、他県への移動ではウイルスを広げる懸念があるため、隔離場所は沖縄県内が適切とみている。
豚コレラの発生が判明した同県うるま市の養豚場が飼育していた豚にはアグーが含まれていた。
一方、沖縄県は14日、養豚場での豚のCSF感染を受け、対象の6農場で計7326頭の殺処分が終了したと発表した。

https://www.sankei.com/affairs/news/200114/afr2001140032-n1.html