フェリー「八苫航路」貨物量10年で28%増
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八苫航路で就航中の「べにりあ」。
2021年に新造船に切り替わり、さらに貨物積載量が向上する
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八戸・苫小牧航路と青森・函館航路のフェリー貨物量
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札幌〜仙台間のトラック輸送の比較
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青森県八戸市と北海道苫小牧市を結ぶフェリー「八苫航路」の貨物取扱量が、
近年伸びている。2011年から増加し続け、18年は1315万トンで10年前の08年に比べ28%増えた。
乗船時間は八苫が7時間半で、青森市と函館市を結ぶ「青函航路」(3時間40分〜4時間)より長い。
このため、トラック運転手がまとまった休憩時間を確保でき、
働き方改革にもつながることが好調の背景にあるとみられる。

県のまとめによると、フェリーの便数が1日16往復の青函の18年の貨物量は2164万トン。
東日本大震災で八苫が休止した影響で11年は一時的に増加したが、
その後は減少を続け、08年比で9%減となっている。
北海道と青森県を結ぶフェリーでの貨物物流が、1日4往復の八苫にシフトしているとみられる。