米科学者らで構成する「憂慮する科学者同盟」のメンバーで、核問題を専門とするグレゴリー・カラキ氏が11日、長
崎市で米国の核兵器政策について講演した。トランプ政権が実戦で使用しやすい小型核弾頭の配備を進めている
ことを念頭に「日本は被爆経験があるのに米国の核戦略を支持している。全く理解できない」と批判した。

また、米国が中国をけん制するために従来より威力が低い核兵器を開発し、アジアに配備する現状を「本気で使用
する意志があると脅している」と指摘。「(米国追従の)日本の姿勢は長崎や広島の人が味わった思いを、中国で繰
り返しても良いと言っているのと同じだ」と述べた。

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