「社会の空気、戦時中と似ているのかも」

 大みそかの夜の除夜の鐘について、市民からの「うるさい」という苦情で、札幌市内の寺院が今年初めて中止を決めた。
除夜の鐘の中止は全国的に増えているが、市内では「大切な伝統行事。やめないで」
という声から続ける寺院が大半。社会の寛容さが失われつつあると心配する声もある。

 1907年(明治40年)建立の大覚寺(東区北10東11)は今年、除夜の鐘の中止を決断。
寺院前に中止を知らせる看板を立て周知している。今春からは朝6時に突いていた鐘もやめた。
荒木道宗住職(47)は「数年前から数十件、匿名の苦情が届いていた。継続を望む声も同じくらいあったがやむを得ない」と話す。

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