ローマ教皇の「日本は難民を入れるべき」という発言が日本で通用しなかった理由を解説したビデオが話題になっていました。
西洋の難民政策の原動力になっているものはキリスト教の道徳心であるとし、日本人はキリスト教とはまったく違った道徳概念を持っているために、盲目的に教皇の発言を受け入れなかったのだと語っています。

https://youtu.be/hVbrVaLIYvA
■動画の主張概要
−今は米国に居て、この前までロンドンだったけど、良し悪しはともかく、どちらも多様化は強みだと教えられてる。
−この社会実験は成功してるところと、そうでないところがある。
−それら西洋に共通するものがキリスト教だ。現在でもキリスト教は社会道徳の基準になってる。
−教皇フランシスは大量移民を恐れるなと言い続けてる。
−宗教リーダーとしては当然の発想だけど、最近日本で何も考えずに難民を受け入れろと言った。

−日本に住んだ経験から教皇の発言に対する反応がイマイチだった理由は理解できる。
−発言に日本の若者は好意的だったけど、難民受け入れという話にソーシャルメディアではネガティブな反応が出た。
−”まず自分で受け入れろ”というツイートが大量にリツイートされてる。
−”日本はキリスト教国じゃないからキリスト教国に言ってくれ。アメリカとかアメリカとか”など。
−日本人はアメリカを西洋の基準として見てる。独自の文化があって世界観もまるで違う。
−日本人は宗教よりも土着の精神的な風習をより好む。和を乱すことを恥とする概念が文化の基礎になってる。
−何でも許されるキリスト教の概念は誰に話しても理解されない。部外者に手を貸すという概念も存在しない。
−教皇は自分の家が火事なのに、日本人にも家に火をつけろと言ってるようなもの。
−単に日本人が論理的なのか、宗教を使っても知っている不合理を無視させることは出来ないのだ。