韓国検察、青瓦台を家宅捜索へ…文政権で3度目
https://japanese.joins.com/JArticle/260205

 柳在洙(ユ・ジェス)元釜山市経済副市長に対する青瓦台(チョンワデ、大統領府)の
監察もみ消し疑惑事件を捜査している検察が4日、青瓦台に対する家宅捜索に着手した。
「環境部ブラックリスト」「民間人査察疑惑」など文在寅(ムン・ジェイン)政権の発足後、
3度目となる青瓦台の家宅捜索だ。

 ソウル東部地検はこの日午前11時30分から青瓦台に検察官と捜査官を派遣し、
関連資料の確保に動いた。検察はこの日、柳元副市長の不正疑惑を監察した
民情首席室の調査が突然中断された背景に関する資料を要請したという。

 今回も捜査チームは青瓦台への進入はなく任意提出方式で資料の提供を受けたという。
検察関係者は「対象機関の特殊性のため家宅捜索の方法は対象機関の協力を受けて
任意提出形式で必要な資料を確保することになる」と明らかにした。

 これまでも青瓦台に対する家宅捜索は事実上、青瓦台側の協調のもと
必要な資料のコピーの提出を受ける方式で行われてきた。刑事訴訟法第110条上、
「軍事上秘密を要する場所」は責任者の承諾なく家宅捜索できないからだ。

◆文在寅政権で3度目の青瓦台家宅捜索

 青瓦台に対する家宅捜索は文政権に入って3度目となる。これに先立ち検察は
「環境部ブラックリスト疑惑」を捜査し、青瓦台に対する家宅捜索を行った。
ただ、民情首席室(12月26日)と青瓦台警護処(3月19日)に対する
家宅捜索令状は発付されたが、青瓦台人事首席室(4月5日)に対する令状は棄却された。

 ほぼ同じ時期、自由韓国党が任鍾ソク(イム・ジョンソク)前大統領秘書室長と
チョ・グク前民情首席秘書官、朴炯哲(パク・ヒョンチョル)前反腐敗秘書官らを
職権乱用・職務放棄容疑で告発した件でも、青瓦台反腐敗秘書官室と特別監察班室の
2カ所に対する家宅捜索があった。2件とも強制捜索ではなく、
青瓦台側が提供する資料を受ける形式だったという。
(以下、ソース参照)