【コラム】勝利しても勝ったふりをしないのが外交というが=韓国


「外交は勝利したような印象を与えない技術」という金言を残した19世紀のオーストリアの「外交達人」
クレメンス・フォン・メッテルニヒが「これほど下手とは…」とあきれるようなことが、玄海灘を挟んで
繰り広げられている。

ウィンウィンどころか共にルーザー(敗者)というのが正しい。
この数カ月間の騒ぎで我々が得たものは果たして何だろうか。
また、失ったものはどれほど多いだろうか。

一見、日本が勝者として映る側面があるが、よく見ると必ずしもそうではない。
しばらく休火山だった韓国国民の反日感情が爆発したが、これは日本が輸出規制措置の発動で自ら招いたものだ。
韓国人の胸中には焼きごてで刻印されたように簡単には消えない火傷が残り、それだけ韓日関係は後退した。
日本が勝ったとは言えない理由だ。

相手はあたかも文大統領にKO勝利でもしたかのように意気揚々として「パーフェクトゲーム」を云々したことで、
大統領は一方ではやり切れず一方では怒りを感じたのだろう。

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