フランスの高級ブランド、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは米ティファニーの買収で近く合意がまとまる見通しだ。
提示された買収額は160億ドル(約1兆7400億円)を超え、LVMHのベルナール・アルノー会長にとって過去最大の買収となる。

事情に詳しい複数の関係者によれば、LVMHはティファニー買収案を1株当たり135ドルに修正した。
最初の提示額120ドルから12.5%の引き上げとなる。
両社とも取締役会を24日に開いて、最新の買収案を承認する是非を話し合い、早ければ25日にも結果を発表する可能性があるという。
関係者らは詳細が非公開だとして、匿名で話した。

関係者によれば、LVMHはつい数日前にティファニー買収案を1株130ドルに引き上げたばかり。
欧州随一の富豪であるアルノー氏は、ティファニーを取り込むことで米国の高級品購入層へのアクセスを狙う。
一部のアナリストはティファニー買収額はもっと引き上げられる可能性があると見ており、クレディ・スイスは140ドル、カウエンは160ドルをめどとしている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-24/Q1HGACT1UM0W01