「ソフトバンクGの10兆円ファンドは世界の労働者を陥れるおとり商法だ」と痛烈批判した米紙NYタイムズ(木村正人) - Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20191113-00150820/;
「ソフトバンクGの1000億ドルが労働者をワナにはめた」
[ロンドン発]ソフトバンクグループは今年7〜9月期の連結決算で7000億円を超える赤字を出したばかりですが、
米紙ニューヨーク・タイムズが「世界中で現代のおとり商法を生み出している」と痛烈に批判しました。
ソフトバンクGが四半期で過去最大の赤字を出した原因は10兆円を運用する「ビジョン・ファンド」などファンド事業の見込みが外れたことです。
投資先の米シェアオフィス「ウィーワーク(WeWork)」や米配車サービス「ウーバーテクノロジーズ(Uber)」の価値減少により
1兆円弱の損失を出してしまったからです。
ソフトバンクGの孫正義会長兼社長は「今回の決算はボロボロ。真っ赤っかの大赤字で、まさに台風というか大嵐という状況」と頭をかきました。
「”ソフトバンク効果” いかに1000億ドル(約10兆9000億円)が労働者をワナにはめたのか」と題したNYタイムズの記事は投資先の一つ、
インドのホテルチェーン「オヨ(OYO)」を取り上げています。
OYOを巡ってはインド当局が独禁法違反の疑いで調査に乗り出しています。
インドのホテル経営者「90万円の借金だけが残った」
昨年、OYOはニューデリー郊外で20室のホテルを経営するインド陸軍の退役軍人に「あなたのホテルをわが社の宿泊客のためのフラッグシップにしたい」と持ちかけました。
OYOの冠をつけて独占的にサービスを提供するだけで、予約があってもなくても月々の支払いを保証してくれるというウマい話でした。退役軍人は家具の布を張り替え、リネンを新調しました。
しかし待てど暮らせどOYOからの宿泊客は現れず、支払いは止められました。利益を見込んで先行投資した60万ルピー(約90万円)の赤字だけが残りました。
中略
ソフトバンクGが株式を保有する中国最大のネット通販最大手のアリババ集団は「独身の日」セールで過去最高の2684億元(約4兆1000億円)を記録したそうです。
以下略