青山学院大の硬式野球部に入部を拒否され精神的苦痛を受けたとして、元学生の男性が大学を運営する
学校法人青山学院(東京)と硬式野球部監督に、計500万円の損害賠償を求めて秋田地裁に提訴したことが19日、分かった。
 訴状によると、男性は昨年3月に秋田県内の高校を卒業。1浪後の今年、野球部ホームページの「セレクション等はない」との
記載や「入部前の練習参加が必須だが、出来による『ふるい落とし』はない」旨の野球部マネジャーからのメールを信じて受験し、合格した。
 入学手続き後の3月、高校時代の野球部関係者を伴い練習に参加した際、監督から間接的に「実力的に、すみません」
「途中で首を切ることもある。今断るのが優しさだ」と告げられた。入部を拒否された男性は、8月に退学届を提出した。
 男性は教員志望だった。合格したのは教職課程を履修できない法学部だったが、野球部に確実に入部できると
判断したため入学を決めており、精神的苦痛は大きいと主張している。

https://www.sanspo.com/baseball/news/20191119/unv19111920400011-n1.html