だから、小学校から高校で民主主義とは何かを正面から学ぶ機会が必要だと、つくづく思った。その教育を行うのに、アートはちょうどいいプラットフォームになるかもしれない。
【いわゆるネトウヨみたいな人たちは『遠近を抱えて partII』を見て、あれが「作品」だということを理解しようとしないわけです。つまり「天皇の写真を燃やしている!」と受け止めてしまって、創作だと理解することを拒否する。】
例えば、映画『日本のいちばん長い日』に天皇が登場して、演じた俳優がけしからん、とはならないでしょう? それと同じだということが分からない。
それほど想像力が欠落してしまっている人が多数現れたことが、私にはショックだった。




大橋希(本誌記者)


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191011-00010007-newsweek-int&;p=2