「強い」勢力で東北地方を直撃へ

 台風は、陸地に入ると水蒸気の供給が遮断されるため、次第に弱まる傾向にあります。
ただ、今回の台風19号に関しては、接近時の勢力が非常に強いため、多少型崩れしたとしても、
強い勢力を保ちます。東北地方に来る頃には弱まるという考えは通用しません。
ここ数年に接近した台風の中では、最も影響が大きくなることが予想されます。

 現時点(10日夜)での予想雨量は、11日(金)18時〜12日(土)18時までの24時間で、
東北南部で100〜200ミリ、東北北部で100〜150ミリ(いずれも多い所)。
ただ、雨が本格化するのは、これ以降の時間帯とみられるため、雨量はここから大きく増える見込みです。
土砂災害や河川の増水・氾濫のおそれが高まります。また、広い範囲で暴風が吹き荒れ、海は大しけとなります。

https://news.yahoo.co.jp/byline/hiranotakahisa/20191010-00146254/