故郷ポルトアレグレ郊外の大きな湖のほとりに、兄で代理人を務めるアシスと共同で890ヘクタールの土地を購入した。

2009年、敷地内に全長142mの桟橋を建設し、橋の先端に船着き場と魚釣り用のスペースを設けた。
周辺に水路やアスファルト道路も造った。

 ところが、湖の一帯は環境保護地区に指定されており、市はこれらの建造物を違法とみなして撤去を求めた。

罰金の利子が4億7000万円に膨らむ。
ここで素直に従っていれば、何の問題もなかった。しかし、兄弟はこの要請に従わず、監察官の立ち入りも拒んだ。
市は2人を違法行為で訴え、2015年、地方裁判所が兄弟に桟橋の撤去と罰金80万レアル(約2080万円)の支払いを命じる判決を出した。

 ところが、兄弟はこの判決も無視する。

 昨年1月、この罰金が利子を含めて850万レアル(約2億2000万円)まで膨れ上がり、昨年9月、裁判所は兄弟のパスポートを没収した。

 引退後のロナウジーニョは、収入の大半を国外での活動で稼ぐ。外国へ出られなくなり、収入が激減した。

 それだけではない。彼は57の不動産を保有するが、うち19の不動産の土地家屋税を長年滞納しており、昨年末、それが罰金と利子を含めて約1800万レアル(約4億7000万円)となった。

口座は640円、女性トラブルも。
 そして、これらの税金や罰金の滞納を理由に、ポルトアレグレ市はロナウジーニョが所有する不動産の売却禁止や差し押さえ処分を下す。
その際、市当局が彼の銀行口座の預金も差し押さえようとしたところ、口座には約24.63レアル(約640円)しかなかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191001-00840920-number-socc