愛知県の東名高速道路で前を走る車にエアガンを発射し車体を傷つけたとして40歳の男が逮捕された事件で、本人の尿から覚醒剤の陽性反応が出たことが捜査関係者への取材でわかりました。
男が出頭したのは逃走してから6日後で、警察は詳しいいきさつを調べるとともに、覚醒剤を使用した疑いでも捜査を進めることにしています。

兵庫県尼崎市の無職、佐藤竜彦容疑者(40)は今月8日、愛知県の東名高速道路の上り線を走行中に、前を走る車にエアガンを発射し車体を傷つけたとして、器物損壊の疑いで逮捕されました。

警察の調べに対し「前の車が道を譲らず、ブレーキを踏まれて腹が立った」などと供述しているということです。

警察が、逮捕後に採取した本人の尿を詳しく鑑定したところ、覚醒剤の陽性反応が出たことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。

これまでの調べで、佐藤容疑者が運転していたワゴン車は盗難車で、ナンバープレートも車検が切れた別の車のものだったことがわかっていて、岐阜県内の中央自動車道に車を止めて逃走したあと、6日後の今月14日、尼崎市の警察署に出頭しました。

警察は、詳しいいきさつを調べるとともに、覚醒剤を使用した疑いでも捜査を進めることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190925/k10012097601000.html
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