クロワッサンの雲が青空に浮かび、コッペパンの新幹線が出発する――。食べ物や日用品を別の物に見立てた作品を集めた「ミニチュアライフ展」が、福岡市科学館(同市中央区)で開催中だ。
思いも寄らない取り合わせが、来場者の目を楽しませている。

【写真】UFOからのライトをフラスコで表現したスポットで写真撮影する来場者=2019年8月31日、福岡市中央区、成沢解語撮影

 手がけるのは熊本出身で、鹿児島在住の写真家田中達也さん(37)。田中さんは2011年から、日常にある物と小さな人形を使ったミニチュア作品を作ったり、その写真を撮ったりしている。
SNSでも紹介しており、国内外で人気を集めた。

 展示会は全国各地で巡回しており、今回は福岡限定の作品が目玉。その名も「九州新幹線『たらこ』」。赤い粒をまぶしたつややかなピンク色の辛子めんたいこが駅のプラットホームに乗り付けている様子を表現。
朝食をイメージし、おにぎりやおみそ汁、たくあんも添えた。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190903-00000008-asahi-soci

田中さんの作品「九州新幹線『たらこ』」
https://amd.c.yimg.jp/amd/20190903-00000008-asahi-000-1-view.jpg