東京の児童相談所の職員が職場を通じて他人の戸籍謄本などを不正に入手していた疑いのあることがわかり、
警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京都児童相談センターに児童福祉司として勤務していた佐々木義邦容疑者(54)です。
警視庁によりますと、佐々木容疑者は去年4月、業務と関係のない男女数人分の戸籍謄本や住民票を職場を通じて
八王子市役所から不正に入手したということで、請求の書類を偽造した容疑などで逮捕されました。
警視庁によりますと、調べに対して容疑を認め「興味本位でやった」と供述しているということです。
自宅からはほかにも複数の戸籍謄本などが見つかりましたが、いずれも業務とは関係がなかったとみられています。
警視庁は詳しい動機やいきさつについて捜査することにしています。
東京都によりますと、佐々木容疑者は上司の印鑑を無断で使用して戸籍謄本などの請求書類を作成していたということで、
不正が発覚したあと去年12月に懲戒免職の処分を受けていました。
東京都は「被害者の方々に不安を与え、誠に申し訳ありません。重く受け止めチェック体制の強化を図ります」
とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190826/k10012049001000.html